2013 JCCA クラシックカーレース 特別車両規定
第1章
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第2章
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第3章
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第4章
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第5章
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第6章
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第7章
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付則
この規定書は第1章、第2章を除き改造できる内容を示しています。従って記載のない内容は原則として改造変更を禁止します。(
下線
の箇所は昨年との変更、追加点)
第1条 参加できる車両
1.1)
参加可能な車両
310系サニー、61系スターレット(ワゴン、バンを除く)および主催者の認めた車両。
1.2)
使用可能なエンジン
サニーはA12型、A12A型、A13、A14型、A15型、スターレットは3K型、4K型が使用できる。
1.3)
使用可能なミッションケース
56A型、60A型、スターレットはK40型、K50型、T50型が使用できる。
第2条 安全規定
2.1)
安全項目は第2章の安全規定に準じる。ただし、次の項目は許可される。
2.2)
安全燃料タンク装着のために車体改造および漏出防止カップリング取り付けに伴う部材の付加および切除は許される。車体改造にあたっては安全面/強度が保たれていなければならない。
吊り下げ式とした場合はタイヤのエアーが抜けた状態になってもタンクもしくはタンクカバーの床面が地面から15cm以上確保されていること。
またボディパネルを切除した場合は充分な補強をすること。
第3条 許される改造
本規定によって許されていない全ての改造は厳禁される
。
許可される変更、付加物の制限については後記で規定される。
第4条 エンジン
エンジンおよび補機は次の各項を除き変更してはならない。
4.1)
排気量
4.1.1)
TS-1:1.310ccまでの車両。
4.1.2)
TS-2:1.310ccを超え1,510ccまでの車両。
4.2)
サーモスタット:自由。
4.3)
クーリングファン:ラジエター・ファンシュラウドを含み自由。
4.4)
エアー・フィルター:エアークリーナー、エアーファンネル、ハウジングを含めて自由。
4.5)
オイル・フィルター:自由。
4.6)
シリンダーヘッドおよびバルブ:自由。ただしシリンダーヘッドはベースエンジンのものを使用すること。
4.7)
吸気装置:吸気系統は自由。ただしインジェクションシステム、電子式インジェクションシステム、過吸気は禁止する。(インジェクションシステムは当時使用していた公認部品に限り使用を認める)
4.7.1)
TS-1クラスに限り最低重量を730kgまでとすることを条件に、当時公認され使用されていたインジェクションシステムの使用を認める。
4.8)
排気系統:エキゾースト・マニホールド、パイプ、マフラーについては自由。
4.9)
ベアリング:プレンベアリング、ローラー・ベアリングなどベアリングは同種の他のものに交換することができる。
4.10)
クランクシャフト、コンロッド:ストロークの変更を含み自由。
4.11)
ガスケット:自由。
4.12)
潤滑系統:潤滑方式を含む潤滑系統の変更とそのための最小限の車体改造は許される。ただしオイルポンプの数は変更できない。
オイルクーラーは、上から見た車両の輪郭から突出するものであってはならず、車体外側に取り付ける場合には、それが出走状態の車両のホイールハブの中心を通る水平面より下でなければならない。
4.13)
カムシャフトおよび動弁系(バルブスプリングを含む):自由。ただしカムシャフトの位置・個数および駆動方式は変更できない。
4.14)
ピストン、ピストンピンおよびピストンリング:自由。
4.15)
点火系統:自由。
4.16)
フライホイール、クラッチ:自由。
4.17)
ウォーターポンプおよび燃料ポンプ:自由。
4.18)
プーリー類およびベルト:自由。
4.19)
エンジンの位置と傾斜:自由。
第5条 電装品および補機
電装品および補機は次の各項を除き変更してはならない。
5.1)
電気系統:装着ブラケットを含みバッテリー電圧および電子点火部品の追加および変更は許される。
5.2)
バッテリーの移動は自由。トランク内に移動する場合は完全に固定し、トランク内との間に完全な隔壁(バッテリーコンパートメント)を設けること。
車室内に移動する場合は車室内との間を完全に隔壁によって隔離し、車両外部に通じる排気ダクト(パイプ)を取り付けなければならない。また、バッテリーは座席より後方、なるべく中央に取り付けること。
また、配線コードは摩擦等によって破損しないように注意しなければならない。
5.3)
配管および電線:配管と電線はブレーキ系統を除き、位置、取り付け方法、材質を変更してもよい。
5.4)
スイッチ:数および位置は自由。
第6条 シャシー
シャシーは次の各項を除き変更してはならない。
6.1)
トランスミッションおよびコントロールレバー:オイルクーラーの取り付けを含み自由。ただしシーケンシャルタイプのトランスミッションは禁止とする。
6.2)
ディファレンシャルギア:自由。ただし常時および完全なロック効果を有するディファレンシャルは許されない。
ギヤボックスとディファレンシャルギアとの間のシャフトは自由。オイルクーラーの取り付けも自由。
6.3)
アクスル:スピンドルも含み自由。ただしセンターロックへの変更は許されない。
6.4)
スタビライザー:寸法の異なるものに変えることは許される。
6.5)
スプリング:自由。ただし主要な形式は変更してはならない。補助スプリングの付加は許される。
6.6)
ショック・アブソーバー:自由。
6.7)
サスペンションの要素:当初の形式を保つならば変更、改造は最小限の車体改造を含み自由。当初の形式とはサニー、スターレットともにフロントはマクファーソン方式、リアはリジッドアクスル方式を指す。スタビライザーの取り付けは、そのブラケットも含めて許される。
6.8)
ステアリング:自由。ただし当初の形式を変えてはならない。ステアリングレシオは自由である。
6.9)
ホイールおよびリム:14インチまでとする。ただしホイールスペーサーを含みリム幅は自由。
6.10)
ブレーキシステム:自由。ただし冷却用エアーダクトを装着する場合は、バンパーより上の車体に変更を生じない限り付加することができる。
6.11)
ペダル類:安全性、操作性を向上させる目的でペダルを変更することは許される。
6.12)
ステアリングホイール:交換してもよい。
第7条 車 体
車体は次の各項を除き変更してはならない。
7.1)
車体の外部
7.1.1)
バンパー(ステーを含む):取り外しまたは改造は許されない。ただし材質の変更は許される。
7.1.2)
モール類:自由。
7.1.3)
ボルトにより取り外し可能な外装パネルは形状、主要構成要素を変えない限り材質の変更が許される。ただしこれらの部分は、十分な強度を満足していること。
7.1.3.1)
ボンネットおよびトランクリッド、リアゲートを変更した場合は、2点式以上のキャッチピンを必要とし、 走行中に開かないようにすること。
7.1.3.2)
ドアパネルの材質を変更した場合は、サイドシルパネル(サイドステップ)の上面から25mm以上の高さに取り付け位置を持つ[×]形状のサイドバーを取り付けること。
7.1.4)
ライト類:ライト類の付加による最小限の変更および補助前照灯の取り外しは許される。ただしヘッドライトの取り外しは許されない。
7.1.5)
オーバーフェンダーおよびエアースポイラーは当時使用されていた形状に限る。また、形状は無加工で取り付けること。
7.1.6)
オーバーフェンダー:オーバーフェンダーは、元の車体寸法より左右対称に片側5cmまでとする。
7.1.7)
フロント・エアースポイラー:出走状態の車両のホイールハブを通る水平面より下の車両前部に取り付けることは許される。しかし、これらのスポイラーは上から見た車両の輪郭から突き出してはならない。
7.1.8)
アンダーパネルは前車軸の中心より前方に取り付ける場合に限り取り付けが許される。ただし上から見た車両の輪郭より突出してはならない。
また形状は路面に対し水平でなければならず、いかなる突起物およびダクト類の取り付けを禁止とする。
7.1.9)
リヤ・エアースポイラー:上から見た車両の輪郭から突出しないこと。またウィングタイプのエアースポイラーの使用は許されない。
7.1.10)
補助的付加物:必要ならば補助的付加物の取り付けもしくは取り外しも許される。(たとえば、マッドガード、アンダーガード、ストーンガード、室内照明、ラジオ、ヒーター、メーター類など)
7.2)
車体の内部
7.2.1)
座席:ドライビングポジションを改善する目的で運転席を交換してもよい。ただし交換する場合、運転席の寸法はいちじるしく異ならないこと。また助手席の取り外しは許される。後部座席は取り外すこと。
7.2.2)
ウィンド・シールド:フロント・ウィンド・シールドを除く他の窓ガラスを透明な材質のものと交換してもよい。ただし取り付け位置の変更は許されない。
7.2.3)
ダッシュボード(インストメントパネル):変更および交換は許されるが取り外しは許されない。
7.2.4)
ウォーターラジエター:容量を含めて自由。
7.2.5)
排気管取り付けのためのサイドシル、およびフロアの最小限の改造は許される。
7.2.6)
防音材は取り外してもよい。
第8条 公認される部品
異なった形状および/あるいは材質のシリンダーヘッド、カムシャフトの位置および/あるいは数、シリンダーあたりのバルブ数は自由とする。ただしこれらは当時公認されていた部品でなくてはならない。
第9条 最低重量
9.1)
TS-1:700kgまでとし、インジェクショシステム装着車は730Kgまでとする。
9.2)
TS-2:750Kgまでとする。
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