1.1) |
シリンダーヘッドおよびバルブ:自由。ただし、シリンダーヘッドは元の車両のものを使用すること。 |
1.2) |
吸気装置:気化器に関しては自由。インジェクションシステムおよび過給器については製造者により当初から取り付けられたものを使用しなければならない。ただし、インジェクションシステムからキャブレター方式への変更は許される。(キャブレター方式からインジェクションシステムへの変更は許されない。また、電気式インジェクションシステムの使用も許されない) |
1.3) |
気筒容積:気筒容積の変更はその車両が所属する気筒容積別クラスの範囲まで認められる。ただし、第3章
第2条2.1)「気筒容積」で認められる補修用部品を使用した場合を除く。 |
気筒容積別クラス
車両はその気筒容積に従い、次の8クラスに分類される。 |
1 |
1300ccまでの車両 |
2 |
1300ccを超え 2000ccまでの車両 |
3 |
2000ccを超え 2500ccまでの車両 |
4 |
2500ccを超え 3000ccまでの車両 |
5 |
3000ccを超え 4000ccまでの車両 |
6 |
4000ccを超え 5000ccまでの車両 |
7 |
5000ccを超え 6000ccまでの車両 |
8 |
6000ccを超える車両 |
|
1.4) |
排気系統:エキゾーストマニホールド、パイプ、マフラーについては自由。ただし、第2章
第11条の「排気管」に従って処置されていなければならない。 |
1.5) |
ベアリング:プレーンベアリング、ローラーベアリングなどベアリングは同種のものに交換することが許される。 |
1.6) |
クランクシャフト、コンロッド:自由。ただし、ストロークの変更は許されない。 |
1.7) |
ガスケット:自由。 |
1.8) |
潤滑系統:潤滑系統の変更とそのための最小限の改造は許される。ただし、オイルポンプの数は変更できない。(ドライサンプは不可)
オイルクーラーの取り付けは自由。ただし、上から見た車両の輪郭から突出してはならない。車体外側に取り付ける場合は、車両のホイール・ハブの中心を通る水平線より下でなければならない。 |
1.9) |
カムシャフトおよび同弁系(バルブスプリングを含む):自由。ただし、カムシャフトの位置、個数および駆動方式の変更は許されない。 |
1.10) |
ピストン、ピストンピンおよびピストンリング:径の変更を含め自由。 |
1.11) |
ロータリーピストンエンジンのポート方式:自由。 |
1.12) |
2サイクルエンジン:元のシリンダーブロックを再仕上げあるいは再加工してポートタイミングを変更することは許される。ただし、基本のバルブ方式の変更は許されない。基本のバルブ方式とは、ピストンバルブ方式、ロータリーバルブ方式、リードバルブ方式の3つをいう。 |
1.13) |
点火系統:自由。 |
1.14) |
フライホイール:自由。 |
1.15) |
プーリー、ベルト類:自由。 |
1.16) |
ウォーターポンプ:自由。 |
1.17) |
ウォーターラジエター:自由。 |
1.18) |
燃料ポンプ:Pクラスに準じる。 |